一生使えるオール電化

すりつぶされた粉末状のウレタンは圧縮して回収されますが,フロンは液体で回収する場合が多いようです。 このフロンの回収についてもいろいろな方法が研究されています。
写真5.19は,回収されたウレタンです。 4砂鉄・非鉄の回収破砕され,断熱材ウレタンを分離した後のキャビネットや破砕されたコンブレッサは磁力選別機を使用して鉄を回収します。
さらに,渦電流選別機を使用して,非鉄金属とプラスチック類を分離し,回収します。 非鉄金属はさらに風力選別機を使用することで,銅とアルミニウムに分離し,回収することができます。

このようにして回収された鉄,銅,アルミニウムは資源として再利用することが可能です。 B. 乾留方式乾留方式も冷媒フロンと冷凍機泊の回収およびコンブレッサの取り外しの工程はすりつぶし方式と同じです。
コンブレッサを取り外した冷蔵庫本体(キャビネット)を破砕機にかけて破砕します。 この破砕片を乾留炉に入れて酸素を遮断した状態で蒸し焼き状態にします。
まず,低温(2500C前後)でフロンをガス化させ,触媒を用いて分解させて回収します。 また,プラスチック類も高温(500"C前後)でガス化し,油にして回収します。
鉄・非鉄の金属類は残溢となって回収されますが,これらの金属類は資源として再利用することが可能です。 この乾留方式の特徴はフロンの分解が可能で、ある,排ガスが少ない,装置が簡素化できる,などがあります。
図5.11にプロセスフローを示します。 c. 撚焼方式冷蔵庫を組破砕して分離させたフロンを一般廃棄物といっしょに投入し,回転型電気炉を用いて800-900"Cで燃焼させた後,さらに2次燃焼炉を用いて900-1000"Cで燃焼させる方式です。
処理工程が単純で、処理コストを安く抑えられるという特徴があります。 図5.12に燃焼方式のプロセスフローを示します。
( 3 ) 洗濯機のリサイクル洗濯機には全自動洗濯機と二槽式洗濯機があり,構造が若干違うため, リサイクルの手順も少し異なります。 また,手作業で分解し,材料ごとに分別する場合と機械を用いて破砕してから,材料別に分離し,回収する場合がありますので,それぞれについて見てみたいと思います。
A. 全自動洗濯機全自動洗濯機をリサイクルする場合のポイントは底面に取り付けられているクラッチとモータの取り外し,洗濯槽に入っている塩水の抜き取り,そして,洗濯機本体(キャビネット),クラッチ,モータなどからの金属の回収です。 手作業で行う場合は洗濯槽を用している4本のワイヤーを切断してキャビネットから洗濯槽を取り外します。
そして,洗濯槽底面に取り付けられているクラッチとモータを取り外します。 また,洗濯槽には塩水が入っているので,穴を明けて抜き取ります。

その他の構成部品については分解できる範囲で分解し,材料毎に分類します。 機械を用いてリサイクルする場合の一例としては,キャビネットを機械で潰して塩水を抜き取り,さらに,底面のクラッチとモータを切断機で切り離します。
残ったキャビネットは常温破砕機で破砕します。 クラッチとモータは固い金属でできているので,低温破砕機や専用の破砕機で破砕します。
このようにして破砕されたキャビネット,クラッチ,モータ類は磁力選別機,渦電流選別機,風力選別機を使用して,鉄,銅,アルミニウム,プラスチック類に分離して回収します。 二槽式洗濯機をリサイクルする場合のポイントは底面に取り付けられている洗濯槽のモータ,脱水槽のモータの取り外し,脱水槽に塩水が入っている場合は塩水の抜き取り,そして,洗濯機本体(キャビネット),モータなどからの金属の回収です。
手作業で行う場合は底枠をはずして,洗濯槽のモータ,脱水槽のモータを取り外します。 その他の構成部品については分解できる範囲で分解し,材料別に分類します。
脱水槽に塩水が入っている場合は穴を明けて抜き取る必要があります。 機械を用いてリサイクルする場合の一例としては,写真5.20のように最初にモータの分離をしやすくするために底枠部分の洗濯槽部と脱水槽部を切断機で切断し,次にキャビネットを潰して塩水を抜き取り,写真5.21のように最後に切断機でモータを切り離します。
残ったキャビネットは常温破砕機で破砕します。 モータは固い金属でできているので低温破砕機や専用の破砕機で破砕します。
このようにして破砕されたキャビネットやモータは磁力選別機,渦電流選別機,風力選別機を使用して,鉄,銅,アルミニウム,プラスチック類に分離して回収します。 (4 ) エアコンのリサイクルエアコンには,冷媒用にフロンが使用されていますので回収する必要があります。

エアコンのリサイクルを行う場合,まず,家庭からエアコンを取り外す際にストップパルプの操作とコンプレッサの運転により,室外機側に冷媒フロンを集める「ポンプダウン」という操作を行います。 この操作を行いますと,室内機と配管内のフロンを室外機に封じ込んで持ち帰ることができますから,配管をはずす際にフロンが空中に放散されるのを防ぎ,冷媒フロンの回収を室外機からのみ行えばよいことになります。
A. 室内機室内機のリサイクルフローの一例を図5.13に示しますが,リサイクルのポイントは構成部品のひとつである熱交換器の取り出しとその処理,そして,キャビネットなどからの金属の回収です。 手作業で行う場合はキャビネットを取り外して,熱交換器,エアフィルタ,ファンモータなどの構成部品をできる範囲で分解し,材料ごとに分類します。
機械を用いる場合の一例としては,写真取り出し,残ったキャビネットは常温破砕機で破砕し,磁力選別機,渦電流選別機,風力選別機を使用して,鉄,銅,アルミニウム,プラスチック類に分離して,回収します。 熱交換器は銅パイプとアルミニウムフィンでできており,単独で、処理することで高品位の銅とアルミニウムの回収が可能です。
B. 室外機イクルのポイントは冷媒フロン,冷凍機泊の回収,構成部品である熱交換器,コンブレッサの取り出しとその処理方法,そして,キャビネットなどからの金属の回収です。 まず最初に冷媒フロンを回収します。
室外機とフロン回収ボンベをプラグで接続し回収します。 冷凍機油は取り外したコンプレッサに直接穴を明けて回収します。
この冷媒フロンと冷凍機油を同時に回収する装置も開発されています。 次に手作業で行う場合はキャビネットを取り外して,熱交換器,コンプレッサ,ファンモータなどの構成部品を分解できる範囲で分解し,材料ごとに分類します。
機械を用いる場合の一例としては,キャビネットを切断し,次に写真5.23のように,手作業で熱交換器とコンブレッサを取り出し,残ったキャビネットは常温破砕機で破砕します。 コンプレッサは固い金属でできているので低温破砕機や専用の破砕機で破砕します。
破砕されたキャビネットやコンプレッサなどは磁力選別機,渦電流選別機,風力選別機を使用して,鉄,銅,アルミニウム,プラスチック類に分離して,回収します。 リサイクルの方法などについて紹介をしました。

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